こんにちは、編集者Akikoです。今回からシリーズ4本立てで、舞台メイク術をご紹介していきます。今後の皆様のご参考になれば幸いです。ご自身でメイクが苦手という方向けにも、わかりやすく進めていきますが、一度ステージのフルメイクしてほしいと思った方は、編集者Akikoまでご連絡ください。
関連記事:コンテストのステージメイク記事シリーズ
・ボディコンテスト勝者が実践する舞台メイク、美しいベースメイクの秘訣
・プロが教えるボディコンテストのステージメイク:アイメイクのやり方
・美ボディ大会で映えるコンテストメイク講座:際立つシェーディング編
・美ボディコンテストのステージで自分に合ったメイク色の選び方
ボディコンテストのステージメイクも基礎が大切!
ステージ上でライトをたくさん浴びるボディメイクコンテストは、思っている以上に汗をかきます。いかに汗に強く、崩れにくいメイクをし、少しでも余裕を作ることによって勝ち残り方が変わります。そして、どんなに華やかなメイクでも、必ずベースメイクから始まります。メイクもトレーニングと同じで基礎が大切です。すっぴんの状態からベースメイクで一度フラットな顔の状態をつくり、その後にアイメイク、チーク、シェーディング等で色を乗せ輪郭を際立たせ、立体的にしていきます。人物の絵画と同じですね。この最初の段階をバッチリ準備しておけば、今回からご紹介していくステージメイクだけではなく、普段のメイクにも活かせるでしょう。
Before
After
舞台メイクのベースを仕上げていく為のアイテム
たくさんのメイクアイテムがあって、何をどう使って、どのように違うのか難しい時がありますので、まずはベースメイクのアイテムをご紹介したいと思います。
ハンド(手)
メリット:しっかりカバーできる、細かいパーツも馴染ませやすい、体温でコンシーラーやファンデーションが柔らかくなり肌馴染みが良い
デメリット:ムラになりやすい、厚塗りになりやすい、メイク崩れしやすい
スポンジ・パフ
メリット:手が汚れない、ムラなく均等に塗れる、肌に密着しやすい、厚塗りになりにくい
デメリット:カバー力が落ちる、ファンデーションを吸収するので消費が激しい、定期的に洗う手間がある
ブラシ
メリット:ムラなく塗れる、カバー力が高い、艶肌がつくれる、初期投資で良質なブラシを買えば長く使える
デメリット:テクニック習得時間かかる、厚塗りになりやすい、ブラシを洗う手間がある
初心者の方でも簡単にメイクを仕上げる方法を以下で紹介していきますので、今回使うアイテムはご自身の手、スポンジ・パフのみです。
コンテストのベースメイク手順1:決め手は化粧下地にあり
化粧下地にどのような効果があるかご存じですか?実は、下地を使うことによって、ファンデーションの密着度が非常に高くなります。また、肌の血色等に不安を抱いてる方は下地でカラーコントロールができたり、ツヤツヤ肌に見せる効果があるものなど、様々な種類がありメイク後の仕上がりが自由自在です。メイクに慣れていない初心者の方にオススメしたいのは、密着度が高まるタイプの化粧下地です。長時間にも耐えられて、ファンデーションの密着度が高いものを選ぶといいです。
オススメ
この下地はどのタイプのファンデーションにも合いますし、着け心地もサラサラで自然なツヤ感があります。
メイク方法
手の甲に適量をとり、顔全体にサササーと指で塗ってOKです。目元、小鼻も忘れず、フェイスライン~首に掛かる付近もムラなく塗りましょう。
コンテストのベースメイク手順2:コンシーラーを隠したいところに
メイクを行う上で肌悩みを抱えている方が多いかと思いますが、ここで活躍するのがコンシーラーです。ニキビ跡、しみ、そばかす等をカバーしてくれます。肌質や目的に合わないものを使うと残念なメイクに仕上がります。
オススメ
Akikoがオススメしたいのは、パレットタイプのコンシーラーを手で塗っていく方法です。肌馴染み良く、複数色がセットなので肌の色に合わせて混ぜやすいです。MACのパレットタイプは1つで全6色あり、肌色に合わせて3種類取り揃えているので、自分の肌色に合うものを選んでおけば、いくつものコンシーラーを揃えて持っておく必要がないので便利です。そして、併せて持っていていただきたいのは、リキッドタイプのコンシーラーです。こちらは、アイメイク前の瞼の仕込みをしてくれますし、今後メイクを修正したりアイカラーを際立たせてくれるアイテムになってくるので持っておくと便利です。
悩み別でコンシーラーの色を使い分け
ニキビ跡
肌よりもやや暗めの色を選びましょう。またニキビ跡が完治していない場合は、化粧品を衛生的に保つためにもパレットから綿棒等で色を取り肌に塗り、指で馴染ませていきましょう。
クマ
青クマ:血行不良のクマには、オレンジ色のコンシーラーを使いましょう
茶クマ:色素沈着のクマには、ベージュやイエローのコンシーラーを使いましょう
黒クマ:たるみ等のクマには、明るいベージュ、ピンク、少しパールの入ったコンシーラーを使いましょう
しみ・そばかす
しみ・そばかす周辺の肌色と同じ色を塗って、馴染ませていきましょう。
まぶた・口元
肌よりも明るい色を選びましょう
ほくろ
肌よりも暗い色を選びましょう
メイク方法
コンシーラーの肌馴染みを良くするために、パレットタイプのコンシーラーを指で塗っていきます。上記で紹介した肌悩みいに合わせた色で気になる部分に塗っていきますが、絶対にこすらずに、ポンポンと上から重ねていくようにしましょう。お悩みの箇所が気にならなくなるくらいまで重ねるだけです。また、アイメイクの下準備として瞼にもコンシーラーを塗りますが、こちらも厚塗りせずに、両瞼にリキッドコンシーラーを少しだけ乗せて、指手スーっと伸ばして馴染ませます。
以下は、メイクでどのようなファンデーションを塗るかによって、コンシーラーを塗るタイミングをご紹介します。
①パウダーファンデーションを使う場合
先にコンシーラーを使います。コンシーラーを後からつけてしまうと、綺麗に塗ったパウダーファンデーションがヨレてしまうので、下地後の肌にしっかり密着させましょう。
②リキッド・クリームファンデーションを使う場合
リキッド・クリームファンデーションのあとにコンシーラーを使います。この種類のファンデーションは水と油分が多く、コンシーラーが馴染みにくくなってしまうので、ファンデーションのあとに使いましょう。
③クッションファンデーションを使う場合
こちらの場合も、コンシーラーは後に使いましょう。理由は②と同じ考え方です。
①~③いずれの場合であっても、薄付けから徐々にニキビやクマ等が気にならなくまで塗りましょう。一気につけると厚塗りになり、この後に塗るファンデーションがヨレてしまいます。
コンテストのベースメイク手順3:ファンデーションで脱・白浮き
ファンデーションの種類には、リキッド、パウダー、クッションファンデーションなどがあり、主にハンド、スポンジ・パフ、ブラシで塗る方法がありますが、今回はメイク初心者の方向けにパウダーファンデーションをスポンジで塗っていく方法をレクチャーしていきます。
選ぶファンデーションの色は、コンテストに出る方も出ない方も、首元と同じような色を使いましょう。そうすることで、顔だけ白浮きすることを防げます。
オススメ
カラー展開も豊富なため、コンシーラーと併せて使うのがGOOD!テカり過ぎず、ナチュラルなマット肌を作れるので、ライトを多く浴びるステージ向きのファンデーションです。また、クッションも一緒についているので、別で買う必要もなく便利です!
メイク方法
スポンジ・パフで塗る方法は密着度が高く、メイクの崩れも軽減してくれるので初心者の方にオススメです。
①スポンジでパウダーをとり、顔の中央(鼻を除く)から外側に向けてポンポンと毛穴を埋めるように塗る
②目の下、小鼻も忘れずに、毛穴を埋めるように塗る。この際、瞼は避ける(アイメイクのヨレ防止)
③額(おでこ)は、パウダーを多く取らずポンポンせず、スーっと真ん中から左右に塗る
④顎と首の境目も薄くて良いので忘れずに塗る
コンテストのベースメイク手順4:仕上げのパウダー
ファンデーションの油分を吸着し、テカりを防止してくれる役割があります。初心者の方は、パフが一緒になっているノーマルものを選ぶといいでしょう。ただし、肌より明るいものや、パールや光沢が多いものを選ぶと白浮きするので要注意です。
オススメ
パフは別売りになっていますが、カラー展開が豊富なので肌色に合うものを選びましょう。密着度もよくテカり防止に◎
メイク方法
①パフに適量のパウダーをとる
②手でパフを揉みこみ、パウダーとパフを馴染ませる
③顔の中心から外側に向けて丁寧にポンポンと乗せていく
④テカりが気になるところは重ねてOK(肌を磨き上げるようなイメージ!)
ボディコンテストのステージ向け美しいベースメイクのコツまとめ
上記のベースメイクをコンテスト向けに、更に追及すると・・・
下地 → コンシーラー → リキッドファンデーション → パウダーファンデーション → パウダー の順になります。このように重ねるとテカりも抑えられ、皮脂や汗にも強いベースメイクが出来上がります。
どの段階においても、一気に多くの量を乗せるのはメイク崩れや顔がモタつく原因になるのでNG!
普段のメイクでは、このように重ねる必要はないですが、たくさんの照明やステージの演出、高画質カメラに負けない、会場を魅了するステージメイクを仕上げるには是非とも試して頂きたいです!
また、出場するコンテストの各カテゴリ毎にもメイクのイメージが違いますので、併せて以下の記事も参照していただき、ご質問等がありましたら是非Akikoまでお問い合わせください。
【超まとめ】女性向けボディコンテストのカテゴリー(種類)の違い解説
次回は『プロが教えるボディコンテストのステージメイク:アイメイクのやり方』をご紹介していきます。お楽しみに♡
関連記事:コンテストのステージメイク記事シリーズ
・ボディコンテスト勝者が実践する舞台メイク、美しいベースメイクの秘訣
・プロが教えるボディコンテストのステージメイク:アイメイクのやり方
・美ボディ大会で映えるコンテストメイク講座:際立つシェーディング編
・美ボディコンテストのステージで自分に合ったメイク色の選び方