プロが教えるボディコンテストのステージメイク:アイメイクのやり方

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Akiko

元自衛官で美眉パーソナルトレーナー。2022年JBBFビキニフィットネスでコンテストデビューし、その年にオールジャパンに出場、GGジャパンカップ2位。2023年は国内外問わずコンテストに挑戦し優勝及び上位入賞。世界のAkikoを目指すべく、最強ボディを研究中!

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こんにちは、編集者Akikoです。前回に引き続きシリーズ4本立てで、舞台メイク術をご紹介していきます。今後の皆様のご参考にしていただけたら幸いです。ご自身でメイクが苦手という方向けにも、わかりやすく進めていきますが、一度フルメイクを体験したいと思った方は、編集者Akikoまでご連絡ください。

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Before

After

コンテストのアイメイク手順1:ステージで魅せるアイシャドウ

アイシャドウのいれ方ひとつで、目元の印象がガラリと変わります。余白が多ければ多いほど、ステージ照明を反射して腫れぼったく見えてしまうので、3~4色を使って、美しいアイメイクをしていきましょう。
使うものは、ハンド(手)、ブラシ、チップ(アイシャドウパレットを買うと付属になってる小さいスポンジのようなもの)です。購入したアイシャドウに付属としてついているメイク道具は、正直なところ消耗品に限りなく近いので、アイシャドウが減るよりも早く寿命が来てしまいます。
そのため、少しコストが掛かったとしても長く使用できる、質のいいブラシやチップ(それでもこれは消耗品)を使用することをオススメします。なぜなら、化粧乗りが段違いだからです!

オススメ

メイク方法

これから4つのメイク方法を紹介していきますが、注意していただきたいのは、どのメイク方法でアイシャドーのカラーを瞼へ乗せていく場合でも、色の濃度を調整しやすくするため、少しずつ重ねて塗っていくことです。
失敗した!とならないためにも初心者方は特に、気を付けて頂きたいです。
併せて、アイメイクで使うメイク道具についても以下で解説します。

  • ブラシ:ふんわり色づけることができる
  • チップ:ハッキリ色づけることができる
    トントンと色を乗せる場合は、アイシャドウが濃く乗ります
    スーっと伸ばす場合は、トントンよりもやや控えめな濃さ
  • 指:ハッキリ色を乗せることができ、色が密着しやすいので艶も出ます
スタンダードなアイメイクの場合

① 黄色の部分に、大きめのアイメイクブラシでベースカラーを塗ります。この際のアイシャドウカラーは、マットな色が好ましいです。

② オレンジの部分に、①よりも少し濃い色を小さいアイシャドウブラシで乗せます。この際のアイシャドウの色もマットなものが好ましいです。
大粒のラメのアイシャドウを使ってしまうと、まぶた全体がステージのライティングに反射して、場合によっては腫れぼったく見える可能性がありますので、もし、ラメを使う場合は粒子が細かいものにしましょう。
そして、①と②の境目はしっかり色をぼかして馴染ませましょう。

③ ここには一番濃い締色を乗せます。この時チップで色を乗せると、はっきりと濃い色を表現できます。②との色の境目は馴染ませましょう。

上の図のように、まつ毛の生え際は濃い色を使い、眉下に近づくにつれて薄い色を使っているグラデーションになればOKです。

愛らしい目の印象にしたい場合

① 黄色~オレンジの部分に関しては、上記の手順と同様にメイクを行います。

② 紫の部分に一番強調させたい濃い色を乗せます。この際にはチップを使うとより濃い色を強調できます。色を乗せた後は、他の色との境目をぼ馴染ませましましょう。

③ 白の部分にはハイライトを入れますが、面積が小さいので、薬指もしくはブラシでササっと塗ります。

④ ラメ(グリッターが強め)のアイシャドウを重ねる場合は、目尻~紫の部分にかけて、紫の部分にかぶり過ぎないように指またはブラシで乗せましょう。

上の図のようにアイカラーを入れることで、光を吸収する部分と反射する部分で陰影が出来上がるので、可愛らしく立体的なアイメイクに仕上がります。

凛々しい印象にしたい場合

① 黄色~オレンジの部分に関しては、上記の手順と同様にメイクを行います。

② 紫の部分に瞼の際と目尻に濃い色のアイシャドウをチップで塗ります。他の色との境目は馴染ませるとGOODです。

③ 白の場所に、愛らしいアイメイクと同様にハイライトを入れていきます。

④ 目頭~目尻に向けて扇状にラメ(グリッター強め)のアイシャドウを乗せます。

コンテストのアイメイク手順2:魅せるシャープなアイライン

アイラインは、目の輪郭を目立たせて横の長さを出すためのメイクです。アイラインを引いたらヨレてしまう。そんな方でも簡単に引ける方法があります。私自身も何度もアイラインを引く練習をしていましたので、不安な方は是非参考にしてください。

アイライナーの選び方

タイプ

  • リキット
    艶のあるハッキリとした安定したラインが引けるので、印象的な目元のメイクを好む方や初心者にもオススメ
  • ペンシル
    柔らかいので、まつ毛の隙間を埋めるのに使いやすく、ぼかしやすいのでメイク初心者もOK
  • ジェル
    個体でも液体でもないので、肌に密着しやすく印象的な目元に仕上げることができますが、少しテクニックが必要になるのでメイク上級者向けです

崩れにくさ

  • ウォータープルーフ:汗、水、皮脂に強い
  • スマッジプルーフ:擦れ、摩擦に強い

ステージのみならず、日常的にメイクをする方も多いかと思いますが、アイラインがの引きやすさや滲みやすさ、取れやすさ等、選ぶ際の参考にしてみてください。

オススメ

メイク方法

超簡単!シャープなアイラインの描き方

① まつ毛の根本(粘膜)を、ペンシルアイライナーで埋めましょう。この時に使う色は、ブラウンブラックorブラックが好ましいです。

② ペンシルアイライナーで、アイラインを引きます。これは、後ほどリキットで描くための下書きなので、緊張せずに描いてみましょう。
ただし、ラインを引く方向は上の写真のとおり。上から下に向かって引きます。
もし、思っていたラインと違った場合は、アイライナーと同じような色でラインをぼかして、改めて描き直しましょう。

③ これでOKと思うラインがペンシルで描けたら、リキットアイライナーでなぞって強めに仕上げましょう。
この際も、ラインを引く方向は写真と同様ですが、リキットタイプは筆になっているのが主流なので、瞼に強く押し当て過ぎずペン先よ上手に使ってシャープに引きましょう。
隙間は塗って埋めます。

コンテストのアイメイク手順3:印象的なまつ毛テク!

まつ毛のボリュームが無いから心配している方も多いかと思いますが、最終的には、付けまつ毛をして解決していきます。ですが、その前に自まつ毛にも仕込みをする必要があるので、順を追って説明していきます。

まつ毛メイクで使うもの

  • ビューラー
    瞼のカーブに合うものや、部分使い用があります。
  • マスカラ
    繊維の入っていないマスカラの方が、ダマになりにくく、長さやボリュームが出せるのでオススメです。
  • 付けまつ毛
    毛のついている元の部分が柔らかいものがGOOD!あとは、どのような目元の印象にしたいかで、毛量やデザインを見て決めましょう。

オススメ

メイク方法

① ビューラーでまつ毛を上げます。根本から約5~7回に分けて上げましょう。

② マスカラを塗っていきます。
上のまつ毛:根元から数回左右に揺らし、上にスーっと上げていきます。
下のまつ毛:上のまつ毛の残りを、下まつ毛に塗ります。

③ 付けまつ毛の入ったケースから、まつ毛を取り出します。目の大きさと合うか確認して、もし長かった場合はハサミでカットしましょう。

④ 付けまつ毛用のノリを根元に塗布し、乾くまで待ちます。乾いたら、目頭からは少し離してまつ毛の生え際に沿って付けていきます。目尻を少しはみ出しても大丈夫です。しっかり接着できているか、少しまつ毛を動かして取れなければOKです。

⑤ ここが意外と大切なのですが、自まつ毛と付けまつ毛を、スクリューブラシでとかして一体化させます。そうすることで、ナチュラルなまつ毛の仕上がりになります。

コンテストのアイメイク手順4:眉毛で決まるステージメイク

眉毛は顔の額縁です。眉の印象が薄いと、ステージでライトを浴びたときに間抜けな顔の印象になります。上記で散々、目元メイクについて熱く説明してきましたが、ブロウアーティストのAkikoとしては、素敵な眉毛なしでは最高のメイクには仕上がらないと言い切らせていただきます。
もし、嘘だと思うのであれば、各団体のトップ選手の顔をよく見てください。皆さん共通して、しっかりした額縁と言えるほどのステージメイクの眉をしています。

オススメ

メイク方法

① 描きたい眉の形に、眉コンシーラーで形を縁取ります。

② 眉尻は細いペンシルタイプで、流すようにシャープに描きます。

③ 眉頭は濃くせずに、眉尻に向けてグラデーションなるように毛の間をアイブロウパウダーで埋めていきます。

④ スクリューブラシで整えて、コンシーラーを周りと馴染ませたら完成です。

ステージ向け射止めるアイメイクのコツまとめ

ここでお伝えしたアイメイク術は、本当に簡単に解説しました。オススメアイテムもたくさんありますが、厳選して掲載しております。ですが、まずは自身がお持ちのコスメで練習していただき、ご予算が合うのであれば、プロも使うコスメを購入して頂くほうが、無駄もなくお財布にも優しいと思います。
そして、この方法を何度も練習すれば、憧れの選手や誰かのように、素敵なメイクに近づいていくはずです。
どうやったら良いのかな?そんな疑問や、出場するコンテストの各カテゴリ毎にもメイクのイメージが違いますので、併せて以下の記事も参照していただき、ご質問等がありましたら是非Akikoまでお問い合わせください。

【超まとめ】女性向けボディコンテストのカテゴリー(種類)の違い解説

次回は『美ボディ大会で映えるコンテストメイク講座:際立つシェーディング編 』をご紹介していきます。お楽しみに♡

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